野菜苗の準備中!
気温も上がり、春の陽気を感じる今日このごろ。中農では、トマトやナスといった夏野菜の苗の栽培管理が本格化しています。2学年の作物科学コース野菜専攻の生徒は、春の登校実習でトマトの苗の接ぎ木(つぎき)を行いました。
接ぎ木の作業は、手術のようなものです。病害虫に強い苗を台木、おいしい実のなる苗を穂木として、それぞれの茎をカミソリで切断し、切断面同士を専用クリップでくっつけます。数日すると、細胞同士がくっつき、1本の苗としてまた成長することができるのです。丁寧に行わなければなりませんが、苗がしおれてしまわないようにスピード感をもって処理することも大切です。多くの生徒が手際よく、作業を行っていました。
昨年度はちょうど新型コロナウイルスが流行し始めた時期で、生徒は接ぎ木を自分たちですることができませんでした。今年度は、しっかりと苗づくりから収穫まで経験することができるといいですね。