中央農業で学べること

 中央農業高校は、広々とした自然豊かな学校です。1年生は、全員が農業の基礎を学びながら、各コースの体験を通して「作物科学コース」「動物科学コース」「園芸福祉コース」「環境緑化コース」「食品加工コース」「生物工学コース」の6つのコースから、進みたいコースを決めます。2年生からは、コース別学習となり、自分の学びたい内容に沿った専門的な知識や技術を学ぶことができます。

 学校行事は、農産物即売会や体育祭などがあります。農産物即売会では、各コースで作った野菜やお花、味噌などを販売するほか、1年生は、お客様の荷物を運ぶ「お運び隊」の仕事も担当します。たくさんのお客さんに来校していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

寮生活では、掃除や洗濯など身の回りのことを自分でやらなければいけません。また、起床時間や就寝時間、学習時間などの生活リズムが決まっているため、最初は大変でしたが、正直に言って慣れれば何とかこなせます。部屋割りは学年の垣根を超えた2~3人部屋です。寮生活では規則正しい生活習慣だけでなく、他学年との関わりがあるため、礼儀なども学ぶことができます。自由時間には、友達との談笑やボードゲーム、読書、勉強などをして過ごしています。また、寮では映写会や寮祭などの楽しいイベントがあります。イベントの内容は毎年異なりますが、寮祭ではカラオケ、気配切り、クイズ大会、縁日があり、非常に楽しい思い出を作ることができます。

 中央農業高校では、コースごとの授業や寮での生活だけでなく、部活動や農業クラブの大会など、生徒一人一人が活躍できる場面がたくさんあります。実習を中心に農業の専門的な知識を学べることはもちろん、様々な体験を通じて大きく成長できると思います。

 中学生の皆さん、私たちと一緒にこの中央農業高校でたくさんのことを学び、経験し、充実した学校生活を送りませんか?全校生徒一同、皆さんの入学を心よりお待ちしています!

生徒会会長 中川 恵里花

中央農業で学んだこと

中央農業高校生物生産科卒業生

 中央農業高校では、3つの学科、6つのコースで作物や動物、食品加工などいろいろな分野を学ぶことができます。私は動物科学コースで、友人と協力しながら和牛の世話をおこないました。和牛甲子園(全国大会)に出品した和牛を食べたときには、命を頂くということの有り難みを感じることができたと思います。本校の和牛を使用したレトルトカレーの開発など、新しい取り組みにもチャレンジし、アイディアを出し合い主体的に行動することの大切さを学びました。

また、寮生活は友人、先輩後輩、先生方との関わりも深く濃いものになりました。ルールやマナーをしっかりと守ることで、社会で必要な力を身に付けられたと思います。私は現在牧場で住み込みで働いていますが、挨拶をするだけでも普段のコミュニケーションが取りやすくなり、より良い関係を築けています。

中央農業高校では他の学校では経験することができない学びの場がたくさんあります。ぜひ農業を通して楽しい高校生活を送ってください。